♫カ〜ラ〜スなぜ鳴くの
Mar
2021
09

先週の土曜日のことです。
同じ街区にいる娘のところへ用足しして帰る時、いつも非常階段を降りるのですが、その日は2階の階段の1階に近いところにカラスがジッとしていました。
カラスって不気味ですよね。
私も、一瞬立ち止まってどうしようかと、様子を見ていましたら、そのカラス、私の戸惑いを察してか、チョンチョンと1階の踊り場に移動してくれた(?)んです。
で、そっと静かにそこを通って下まで無事降りました。
振り返ってカラスを見たら、またチョンチョンと少し上に昇ってまたそこにジッと羽を下ろしていました。

よっぽど戻って、写真を撮ろうかな、と思いましたが、賢いカラスのこと、きっとカメラに撮られるのは不本意だろうから、何か襲いかかれても怖いな、と思ってそのまま帰宅しました。

で、そんなことがあったことはもうすっかり忘れていて、昨日、管理事務所に粗大ゴミの手続きに行きました。
その時、お掃除のおじさんが管理人さんに何やら聞いていました。
どうもカラスのことのようです。
怪我をして動けないようなので市役所に連絡して保護できないか・・という話でした。
「え?それって何号棟のことですか?」と話に加わりましたら、やはり私が見たカラスのことでした。
管理人さんの話ですと、市役所に連絡はしたのですが、野鳥保護法とやらで、カラスは捕獲も保護もできないそうです。
死んでしまって、死骸の処理ならできるとのこと。
結局、死ぬのを待つばかり、とか。

娘に話したら、そう言えば最近カラスの鳴き声が異常なくらい・・・と。
仲間のカラスが気遣っているのだろうか。

普段はゴミ箱をあさり、散らかす憎々しいカラスなのですが、今思うと私が通る道をサッと空けてくれて、なかなか紳士(淑女かな?)的なカラスだったな〜とちょっと不憫に思ってしまう私でした。