ありがとうございました
Dec
2018
01

昨日、11月30日をもちましてバタバタと閉じました。

スタッフ一同、出入り口に並んでお客様に一礼しながら感謝の意を込めてお送りしたいものでしたが、どこぞの老舗デパートが閉店するようにはいきませんでした。

最後まで精算業務に追われて、お客様をお待たせしつつ、文字通りバタバタと終わりました!
残る整理はまた明日と・・・。

そんな中、閉店間際にご来店いただいたご常連のお客様。
「皆さん、揃っていらっしゃる?」
「はい!」
「きょうはちょっと皆さんとあることをしたいと思っているの」
「え?何ですか?三三七拍子とか?」と冗談で言いましたら
「ま、そんなようなものね」と・・・。
帰り支度をしていたスタッフも集めて
「実はね、今さっきこれを買ってきて慌てて書いたものだから・・・文章が変だったらごめんなさいね」
とおっしゃいながら読み上げたのが
この感謝状。クリックして拡大して読んでくださいね。

書道の先生をされていらっしゃるのでこの達筆さはもちろんなのですが、この有難いお言葉!!
この方も読みながら涙ぐみ、私も(恐らくスタッフ皆も)グッときてしまいました。
ちょうど精算にいらした何人かのお客様もその場にいらして読み上げる内容に「うん、うん」とうなずきながら、感謝状授与の際は拍手までいただきました。

最後にこんなに盛り上げてくださり、皆さん私たちに「感謝」とおっしゃってくださいますけど、こちらの方こそお客様一人ひとりから得難いパワーもいただき、癒されもしました。
305はお客様と一緒に作り上げた場所だったと思います。


毎月のお給料袋に社長のメッセージが入っています。
最後のそれをご紹介します。

「1986年(昭和61年)6月4日この地に産声をあげたコミュニティ305も、いよいよ今月末を以ってその営業を終了します。

万感の思いがあります。

以前このメッセージにも書きましたが、

“引き寄せて 結べば草の 庵にて 解くれば元の 野原なりけり”

という慈円僧正の歌にあるように、何かの縁あって、結んでみたらコミュニティ305という店ができ、それを今 解いてみたら、元の開店前の何も無い状態に戻る・・・・という事です。

唯あるのは、その間にできた縁(えにし)であって、その縁が又別の縁をつくっていく・・・。
正に「輪廻転生」です。

その店という庵で生まれた、お客様との、スタッフ同士の、そしてそれを取り巻く色々な人たちとの縁を大切に・・・と思う心のありようが、自分のこれからの人生を又形づくっていくのでしょう。
・・・以下略」

この言葉を胸に、これからも生きたいと思います。

皆さんから本当に温かいメッセージや贈り物をたくさん頂戴いたしました。

ありがとうございました。

きょうはこれから片付けやお買い上げいただいた備品の一部の引き渡しなどの仕事で全員出勤です。
全員での仕事は今日が最後になると思います。

このHPはとりあえず2月末までは契約期間中ですので、もう少し時々このブログでおしゃべりしたいと思います。
その後のことはまたゆっくり考えます。