ある日の電車内
Jan
2024
14

先日、娘と池袋に出かけた帰りの電車内。

発車時間も間近だったので急いで一番後ろの車両だったけど乗り込みました。
一人分だけ空いていた座席に私が座りました。

右隣の男性はもう既に目をつぶっていたかな?
左隣はなんか落ち着きなさそうな若い男の子。

座れたので、バッグからスマホを取り出してメールチェック。
程なく前に立っていた娘が私の足を自分の足でチョンと合図。
「ん?」
そしたらすぐメール
「となりの人、見てるから気をつけて」
「変だから」
と、打ってきたのでそのままスマホはバッグへ。

そういえばなんか独りごと言ってそうな男の子(?)
でもすぐに席を立つのも変だし、別にどうってことないようにも思うし・・・

でも前日、ちょうどテレビで去年のことだったか「京王線車内の無差別殺傷事件の舞台裏」とかいうのが放映されてて
「怖っ!」と思って見たばかりでした!

そのうちその子がおもむろに自分のリュックを開けて、何かを取り出そうとして・・・
思わず、固唾を飲みました。

横目で視界に入ったのはジュースだかお茶だかのペットボトルでしたが(ホッ!)。


一番後ろの車両だったので運転手さんだか車掌さんだかがふたり、乗務員室にいるらしく、停車駅に着くたび更にもう一人の駅員さんと何やら談笑。
ふと、何かあったとき大丈夫かな〜という和やかさ

しばらくすると真ん前の座席からイビキが聞こえて・・・
顔を上げて見たら、どういうわけか前の座席、全員黒人!
お疲れなのかみんな目をつぶっているようでしたが。

そしてまたしばらくして唐突に隣の子が私の方を見て
「名前は?」
なんだ、いきなり・・
もちろん無視してちょっと首を横に振りました。
何事もなかったかのように・・
「早く駅に着かないかな〜」と思いながら。

志木駅乗り換えだったので、到着した時の嬉しかったこと!

降りてから、娘が
「お母さん!隣の人、マジでお母さんのスマホ覗き込んでたんだよ!」
「そうなの?気がつかなかった・・途中でリュックの中探り出したからなんか怖かったよね」
「そうそう!ペットボトルだったね」
「そう、それで最後に名前聞かれた・・」
「え〜!何か話してるなとは思ったけど、名前聞かれたの〜?」
と大笑い!続けて娘が
「でさ〜、ちょっとよろけて後ろの人の足踏んじゃって、『あ、すみません!』って言って後ろ向いたら座っている人たち、みんな黒人だったよねえ?」
「そうそう!どういうお仲間なんだろうね」
「おまけに車掌さんだかはなんだか楽しそうにお喋りしてるしさ〜」

・・・という程度の平和な車内でした!!

事件は起こらないで欲しい(笑)