ハッピーホルモン
Apr
2020
23

今は、どこのテレビ番組も収録に大変!

人が密に並べないから、スタジオ外からの遠隔出演で額縁の中に・・・。
そして仕方なく過去に収録した再放送になる。

昨日の「ためしてガッテン」もそうでした。
チャンネルを回したのが途中だったので、再放送とは知りつつ「ハグをすると『オキシトシン』というハッピーホルモンが出る」・・・という内容。

ん?今のこの時期に「ハグ」?
と、少々いぶかし気に見ていたら、途中で志の輔さんと小野アナウンサーが額縁で出てきて・・・。
やっぱり、
「昔はこうするとハッピーホルモンが出て、幸せになる・・・ということでしたが、今はこんなこと、むしろしてはいけない世の中になりましたね」
では、どうしましょう・・・というのが昨日のテーマ。

スウェーデンではハグをするとオキシトシンというハッピーホルモンが出るということは周知のことらしく、その研究も進められているとのこと。
「タッチケア」と言って、触れると出るオキシトシンによって、病気を治すのではなく、症状を改善させるという効果があるそうだ。
痛みやストレスを感じると、脳にある扁桃体が反応して不安や恐怖を感じる、これが慢性の痛みや認知症の悪化につながるという。
そんな時、人がやさしく触れるとオキシトシンが現れて、興奮している扁桃体を静めてくれる・・・というメカニズムのようです。

野生の猿の映像が流れ、2匹で喧嘩を始める。でも最後にはハグしあい丸く収まる・・・。これは本能がそうさせるようで、群れを維持するために進化してきたそうで、仲間と寄り添うことが生き残るために最も重要な手段ということだ。

・・・で、触れ合ってはいけない今、いかに寄り添うか。

介護施設に入所している親に面会できない今、テレビ電話で会話をしている様子がテレビでも放映されていますね。
すべての人たちがその恩恵を受けられるわけではなさそうですが、それがどんなにいい試みかよくわかりました!
映像でやり取りできなくても、声だけでも、つまり電話だけでもオキシトシンが出てハッピーホルモンが増えていくそうです。

でも声だけではなく電話しながらタッチが一番ということで、抱き枕にポケットを付けてそこにスマホを入れ、電話しながら抱き枕をさすったり、抱きしめたり、そうすることでオキシトシンがより多く出て、高齢者が孤立して病気のリスクを高めないようにしよう、ということだ。

最後の抱き枕を抱えて電話で話すという行為はイマイチ気持ち悪かったが、高齢者を一人ぼっちにさせてはいけないという主旨は伝わった!

見終わっても誰からも電話は掛かってこなかったが・・・。