場違いな世界
Aug
2013
09

暑いですね~

この暑さの中、昨日の定休日は仲間のお嬢さんの出展している作品を見に友人と秋葉原まで行ってきました!




ここは、旧千代田区立練成中学校の跡を利用して作られたアートスポットです。

その空き教室に様々なアーティストたちの作品が展示されていて、目指すは
「超物質的幻(シュルマテリエルヴィジョンズ)」と題した「アキバタマビ21」という多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場で開催されている展示会でした。

「・・・・生きるために沿う意味関連の、その先へ行くために、なにかを掘り返してみたり、剥がしてみようとすること、どこかへ積もっていく物事の上澄みを掬い取り編みなおそうと汗を流すこと。そうして、生きた体を作る・・・・

生きた体には必ず、一見その見かけの姿上では完結しながらも、視界の内外に滲み出してくる幻、スペースが延びている。物質的幻はそこにある。」

・・・・・ハァ~

ごめんなさい、訳の分からないおばさんふたりが佇んで見ちゃって。

でも若い四人の作家さん達の表現しようとする息吹は感じました!
・・と言うか、感じようとしてました。

会場は他には誰もいらっしゃらなくて(中のofficeにはひとりパソコンに向かう男の子がいたようですが)、壁面に展示してある作品や、床に広げてある力強いガッシュ、中ほどにはアクリル絵の具で描かれたビニールシートが吊り下げられ、ユニークな展示でした。

ふと見ると、その傍らに白い小さなテーブルがあり、その上にさっきまで誰かがここにいたような飲み終わったコーヒーの空き缶、空のペットボトル、ティッシュがつまった箱・・・etc.
「これは作品じゃないよね?」と私。
「作品よ!」と友人。
「だって、(髪をとく)ブラシまであるよ!ごみのようなティッシュもあるし・・」と納得いかない私。
「作品だと思うよ!」とゆずらない友人。

あとで、作者と作品名が書かれたリストを見つけて、やっぱり単なる集いのあとのようでした!
それほど、「超物質的幻」なのでした・・。
サッサと片付けておきなさいねって話ですが・・。

ほかの教室の作品も覗きながら、ゆっくりアートに浸り過ごし、せっかく秋葉原に来たのだから、ICレコーダーが壊れた、と言ってた友人と売ってそうなショップめぐり。

でも秋葉原ってマニアックな店ばかり。
コードばっかり売ってたり・・。
壊れたICレコーダーを握ったおばさん達には見向きもされない。

メイドカフェのお姉ちゃんたちがあちこちで呼び込みしてるし・・

あっちだ、こっちだってフラフラしてたら、可愛いチェックのリュック背負って、白いスカート履いた、でも見るからにおじさんが
「電器街はそっち曲がって高架下行くと早いよ!」
「(持ってたレコーダーを見て)それ?あそこが安いよ!」
って、やさしく声を掛けてくれた!

なんか楽しくなっちゃって、友人は
「ああいう人がいるから面白いねえ、ここは・・」
なんて言いながら、結局おじさんの言ったところは全く的外れで・・。

行き着いたところは大型電気店で
「なんかホッとするね」
と言いながら、結局見るだけ。

結論!
近所のケーズデンキで買おうね!

何か場違いの一日でした。