安曇野へ
Oct
2019
22

10/19~21迄、姉の家族と一緒に松本方面へ行ってきました。

目的は義兄が20日の「大町アルプスマラソン」に参加するということで、その応援に・・・ではなく、運転手交代要員の姪っ子と走らない私たちは松本にホテルを取ってもらい付近を旅してきました。

せっかく長野方面に車で行くのなら、と佐久にいる兄のところに寄ってきました。

私の家の近くは柳瀬川、息子の家の近くは多摩川、姉の家の近くは高麗川、そして兄の家の近くは千曲川・・・とどこも先日の台風ではヒヤヒヤさせられましたが、幸いどこも被害は免れました。

今回の旅も唯一影響されたのは上信越道路の軽井沢―佐久の間が未だ不通だったという程度ですみました。ありがたいことというか、被災した方たちには申し訳ないという後ろめたさも感じながらの旅でした。

近くのイタリアンのレストランでピッツァとパスタを色々セレクトしてシェアしてご馳走になりました!

この銅(?)製の容器がお洒落で気になりました。
タバスコほど辛くない、オリーブオイルを赤くしたようなものが入っていましたね。
ピッツァやパスタのアクセントに!
肝心の食べた物の画像は撮り忘れました(-_-;)

一面に広がる窓からはアルプスの山々が見渡せる絶景のレストランでした。

食事も美味しくて、しばし久しぶりの会話を楽しみ、3時ごろ松本へ向かいました。

その日の3人の宿(義兄は翌朝早いため、松本で私たちを降ろして、ひとり大町のペンションへ)。
右が旧館、左が本館。

この本館の方に泊まりました。
旧館にあるSHOPの前に置いた寄せ植えがさりげなくて素敵!
スッと伸びた黒紫の小花はチョコレートコスモス。


松本民藝を意識したなかなか落ち着いた、いい雰囲気のホテルでした。

家具は松本家具で、重厚な感じです。


備えてあるスリッパも畳み敷き。
お風呂上がりの素足にも馴染む気持ちのいいスリッパでした。

ホテルで頼んだ夕食も和食のコース料理でしたね。


翌日は私たち女3人組はレンタカーを借りて安曇野方面へ。
義兄は今頃、フルマラソンを走っているであろう時間・・・ホテルを出て歩いて松本駅近くのレンタカーショップへ。


途中、こんな素晴らしいドアのSHOPを通りました!


そしてレンタカーを借りて行った先は広々とした公園の奥にある

「安曇野ちひろ美術館」です。


絵本カフェで軽く昼食を摂ってから展示室へ。
各々のテーブルに飾ってある小花がまたいい感じ!

絵本カフェからSHOPが見える左の壁にもさりげなく野の花が・・。

こういう風にそこかしこに飾れるお花があるっていいですね!


やっと展示室1に。

練馬にあるちひろ美術館も何回か行って、ちひろさんのことは学習済みの筈でしたが、ここでまたじっくり説明文を読みながらまわったり、映像もしっかり見たので滞在が長くなりました!

そしてここには黒柳徹子の著書「窓際のトットちゃん」にも出てくる電車の教室もあるんです!
「窓際のトットちゃん」の本はいわさきちひろの挿絵で有名ですが、この本はちひろさんの没後に制作されたそうです。
ちひろさんといつかお会いしたいと思っていた徹子さんが、ある日、ちひろさんが亡くなったというニュースをテレビで知って、思わずお悔やみのお手紙をご家族に出したご縁でこの本の挿絵が決まったそうです。
ちひろさんの絵がそれそれはたくさん遺されていて、またトットちゃんにふさわしい絵が偶然にもたくさんあったそうです。
お会いしたことがなかったとは思えないような、本でしたね!

安曇野ちひろ公園にある電車の教室の再現です。


中はこんな風。
そして、本の一節が書かれたこんな立て看板が。
図書室
校長先生は、いった。『これは君達の図書室だよ』
ここにある本は、誰でも、どれでも読んでいい。
『何年生だから、どの本』とか、考えることはないし、
いつでも、好きなときに、図書室に入ってかまわない。
とにかく、本をたくさん、読んでください。」

こういうところで学んであの「黒柳徹子」が出来上がったのですね!

こうしてゆっくり閉館時間ギリギリまでちひろ美術館で過ごしていた私たちの元に義兄から姉に「無事完走」のメールが。
70歳で42.195㎞の完走なんてすごいですよね!
私の兄、曰く
「後光がさして見えるよ!」
まったく同感です!!


夜にホテルで合流してその日はホテルではなく松本市内のレストランで夕食をとりました。

翌朝、チェックアウトをして(前日はちひろ美術館だけで終わってしまったので)、大王わさび農場だけ見学して帰りましょう、ということになりました。


松本市内を車で走りながら、
「あ、松本城・・」と言いながらパチリ。



松本城には以前にも来たことがあるので、今回は通り過ぎただけ。
もっと近づいてくれて、またパチリ。


そして大王わさび農場
わさびは水がいのち。きれいな水に恵まれた日本の風土にわさびが育ったのは必然。わさびを大切に育てることは文明による自然破壊から清流(湧水)を守ることでもあるそうです。

農場に行く前に駐車場横にある資料館でひと勉強しながらだったので、農場を見れたのはもうお昼過ぎ。
この間の台風で水は増水しなかったのだろうかという疑問もわきましたが、川から引いた水ではなく、北アルプスの豊富な湧き水で成り立つわさび田なので問題はないのだそうです。倒木はあったようですが。

こんなに広いわさび田を開墾した昔の人々の仕事につくづく頭が下がります。

ここでもゆっくり見学して、やっぱり信州そばは食べて帰らねばと、3時頃にお蕎麦屋さんに入り結局4時頃安曇野を出て、自宅に帰ったのは8時近くでした!

しばし、役員関係の仕事のことも忘れゆっくりできましたが、さっそく昨日の夜からメールのやり取りで、きょうもこのブログを書きながら途中、チラシ作りのメールに飛んだり、あ~、また現実世界に帰ってきました!!