日本語教室Part2
Sep
2021
09

昨日、2回目の日本語教室の見学に行ってきました。

私がご一緒させてもらった生徒さんはメキシコの方。
先生は305時代のお客様、I さん。

先ずは自己紹介をしてもらいます。
「『オメロ』トイイマス。メキシコカラキマシタ。」
I 先生が
「いつ来たの?」
「2020ネン3ガツ31ニチデス」
また
「で、今どこに住んでいるんだっけ?」
「『ミヨシマチ』デス。『ツルセエキ』チカク・・」

いろいろ聞くところによると、メキシコに旅行で来ていた今の奥さんと知り合い、メキシコで結婚して先に日本に帰っていた奥さんの後から去年、オメロさんが来日して今があるそうです。
去年の3月31日って、本当にギリギリ!!
まさに次の便は欠航。その次からは一切航行も断たれたとか。
「良かったね〜」
「ハイ、ヨカッタデス」
日本の生活は楽しくて、メキシコに帰りたいとは思わないとのこと。
救われます。

で、
「仕事は何してるんだっけ?」
「クロネコヤマトでセイキョウ・・・」
「生協?」
彼も
「セイキョウ?」
と、お互い訳が分からなくなって、I 先生がメモで
「生活協同組合」と書いて「生」と「協」に○をして
「生協?」
よく聞くと
「サイキョウ?」とか。
で、
「埼京」とわかりました。

そんなやりとりから始まって教科書へ。

とても明るい人でした。


昨日の勉強は
初級の日本語 Ⅰ の教科書から。

右ページの枠内、面白かったのでズームアップ。

「カンガルー」という動物の名前の由来が書かれていました。

I さんも私も
「へえ〜!そうだったんだ!!」
「知らなかったね!」
と納得。

メキシコの彼にはこの枠内を少しずつ区切って音読してもらいます。
彼は読むことが精一杯でその意味を知るのはだいぶ後になってから・・

わかった時は満面の笑顔で
「ア、ソウ 『ワカラナイ』ワカッタネ」

という具合に和やかに進みます。

概して日本語を習いたいという外国人ばかりなので、親日家だし、教室はあちこちで笑顔が溢れています。

でも日本語検定試験とやらもあるそうで、それに向けての受験勉強の手助けもしなくてはいけません。
楽しんでいてばかりではいけませんね。

もう少し見学を続けて慣れていけたらいいな、と思っています。