生命の音色
May
2020
02

先日、姉のところに行く途中、以前にこのブログでも紹介した、もう亡くなって15年ほどになる、姪の作品展示館の進捗状況も見て来ました。

表題の「生命(いのち)の音色」とは、
姪が元気だった頃、川越の「陽氣遊山」というところで展覧会をした時の副題です。

昨年中には竣工予定とのことでしたが、一向にその手の話が聞こえてこないので、どうなっているのかな~と気になっているところでした。

先ずは外観。さほど変わっていません。


連休も返上で大工さんが一人で頑張ってくれていました。
設計士さんもこまごまとしたことを作業してくれていたのでちょっと案内してもらいました。
左奥は資料室とのこと。
むき出しの鉄骨はそのままで、
黒い天井は解体した時に一度はがしたものをまた張り、従業員も駆り出し、黒くスプレーで吹き付けたとか。

ここは入って右奥のところを仕切って、在庫の作品の収納や、事務仕事、お茶を淹れたりもできるスペース。


これは何かと聞いたら英字新聞を細かくして・・・(何かいろいろ工程を言っていたけど忘れました)、断熱材とか。防音効果もあるそうです。
日本の新聞では繊維の長さが違うから・・とこれも今一つ理解に欠けましたが、そういう答えが返ってきました。
結局何もわかっていない私です・・・(笑)

この窓から見える樹は桜だそうで、この辺りに椅子とテーブルを置き、桜の季節はいいお花見スポットに!


反対側の窓から見えるこの中庭風スペース。
あちらこちらコンクリートを斫(はつ)って土を入れて樹を植えているのかと思いきや・・・

もう10年以上も前にこの工場の上がゴミ置き場のようになっていたのを、父親の仕事を手伝い始めた姪が日がな片付けをして、廃棄するものは廃棄し、材木などは片隅に積んで・・・という所に、どこからか鳥が運んできたもので自然に生えた樹だそうです!
桑の樹あり。↑ 檜まで。↓

恐ろしき自然の力!
根はコンクリート上なのでこれ以上下には伸びず、平面を伝って横に伸びています!

この展示室が出来上がった時、この中庭(?)がどうなっているのか、それも見ものです!

最後に最初の画像の
陽氣遊山の展覧会~生命の音色~
に記された文章を写します。

「人は、それぞれ自分の音色を持って生きています。
小江戸川越という歴史ある街の「陽氣遊山」で、
ジャンルの違う人々の作品が合わさって
ハーモニーが生まれ
新しい音楽が響いてきます。
そんな生命の音色にふと足を止め、耳を傾け、
佇んでもらえたら・・・。
そして、自分自身の生命の音色にも耳をすまして
ゆっくりと時を過ごしていただきたいと思います。」