直島での「いとこ会」
2025
先日、父方の「いとこ会」で今や世界のアートの島として名高い「直島」まで行ってきました!
そもそも、何十年か振りのこの「いとこ会」、父の生まれた直島がNHKの「新プロジェクトX」で今年の5月に「瀬戸内国際芸術祭2025」に絡めて放映され、そこに我らが従姉妹のY子ちゃんが出るから・・・と、いとこのLINEが回り、楽しみに観させてもらいました!
その時に、先日亡くなった兄ももちろん観ていて、Y子ちゃんの姿を久しぶりにテレビで観て「叔父さんにそっくりになったな〜」と懐かしく思い、別の従兄弟に電話をしたそうです。
で、その従兄弟が(比較的直島に近いところに住んでいるので)
「僕がY子ちゃんに会ったら伝えておくから」
と言ったら、兄が
「その時は俺も一緒に連れて行ってくれ」と言ったそうで、それなら他のいとこ達にも一緒に声を掛けて「いとこ会」を直島でしようや、というのがことの発端だったようです。
「瀬戸芸」の最中はとにかくY子ちゃんはガイドで忙しいし、島内も混んでいるだろうしで、時期も会期の11月末が過ぎた先日、12/11に決めました。
それを多分一番楽しみにしていた兄。
9月半ばにはいとこ会のグループLINEもできて、ぼちぼち旅行の計画も進んでいきました。
ところが、そのグループLINE、いつの間にか兄の面白小噺というか、世界のあちこちを旅行して回った時の話題などが毎日のように発信されて、なんのためのグループLINEなんだかわからなくなってきていました(笑)!
・・・今、久しぶりに読み返していました。
まあ、くだらないことも含め、読書好き、旅行好きの兄らしい文章の数々がこれでもか、と言うくらい残されていて、大切なグループLINEになりました。
直島の旅のことを載せようと打ち出したブログでしたが、横道にそれましたm(_ _)m
さて、いとこ会の前日、10日に東京駅から新幹線で岡山に向かいました。
途中、富士山がよく見えました!
実はこの旅、名古屋からも従姉妹が乗ってくることになっているので、そのチケットを私がスマホのEXアプリで一緒に購入できる、と聞き(もちろん婿殿にお願いして)、無事購入できたのですが・・まア、色々あったことはまた次の機会に・・
岡山から瀬戸内マリンライナーで着いた「児島」という駅。
倉敷の児島はジーンズ発祥の地です。
無数にぶら下がっているデニムが壮観でした!
玉野市に住んでいるまた別の従姉妹が車で「児島駅」まで迎えにきてくれて、この日の宿泊のホテルまでドライブしました。
瀬戸大橋です。
鷲羽山の展望台から夕陽と瀬戸大橋。
瀬戸内海の島々がたくさん見えました!!
10日は玉野のホテル泊。
そこでH家3兄妹のいとこと名古屋からの従姉妹と私とで5人合流。
一緒に夕食を摂って、ミニいとこ会。
翌朝、ホテルを8時過ぎに出て、宇野に住んでいるまた別の従姉妹2人を1台の車で迎えに行き、もう1台の車で4人がホテルから宇野港へ。
そこで私としては多分、「初めまして」の宇野のもう1台の車から降りてきたお二人とお会いして、合計7人で直島に渡りました!
直島宮之浦港のシンボル、草間彌生の赤い南瓜。
朝は曇っていて、ちょっとの薄陽が逆光で、赤い南瓜があまりうまく撮れませんでした。
帰りに手前のモニュメントがきっとライトアップするだろうから、それと一緒にもっとUPで撮ろう・・と思っていたら、とっても写真など撮っている余裕もなく、慌ただしい離島になってしまいました!
なのでシンボルの南瓜がうまく撮れなくて残念。
直島ではY子ちゃんとそのお兄さんであるKさんが高松からフェリーで来て待っているはず。
ところが、高松で積み残しになってしまって、1本、船が遅れるとのこと。
瀬戸芸が終わったとはいえまだまだ、直島に渡る人が多く、混んでいるようでした。
朝は着いたら港近くの叔父さん・叔母さんやお祖母ちゃんが眠るお墓を詣ってから、Kさんの車を待つ間、Yちゃんのご主人に車を出してもらい、まずは「直島新美術館」へ。

全員、70代、80代の高齢者にとっては結構、階段あり、坂ありの高台で大変でした!
よほどの場合は車が通れる道を開けてくれるそうですが・・。
蔡國強 作
ヘッド・オン 99体の狼の群れ
村上隆 作 洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip
ソ・ドホ作 Hub/s 直島、ソウル、ニューヨーク・・・
世界各地の家やアトリエの玄関や廊下などを布で再現しているそうです
そして13時からの「いとこ会」の会場になる「ベネッセハウスミュージアム」へ。
瀬戸内海を見渡す、素晴らしい立地。
右の建物は宿泊棟かな
2007年の11月に来島した時はここに泊まりました。
ヤニス・クネリス 無題
これは鉛で色々なもの(島で拾った流木や、着物のハギレなど)をぐるぐる巻いて積み重ねられたものだそうです。
上に隙間があるのは1996年の作品ですので、重みで時の経過が目に見えますね。
上の作品を横から撮ったのですが、このベネッセミュージアムの設計者、安藤忠雄氏はこの窓を外からの光を取り込み、壁に這わせたアイビーを見せたかったようで、すったもんだあったようですよ!
杉本博司 タイム・エクスポーズド
壁に掛かっているのは同じ手法で撮影された世界各地の水平線です。
その水平線の延長がこの位置で見ると右の瀬戸内海の水平線が重なります。
自然との調和ということでしょうか。
予約の13時になったので、レストランに行き、食事をしながら「いとこ会」ならぬ兄を「偲ぶ会」になり、その後場所を移し、9人でそれぞれの近況報告や兄の思い出話であっという間に船の時間になってしまったので、直島、高松組の二人と別れて再び船上の人となりました。
そして宇野港に着き、宇野の二人の従姉妹とお別れして、名古屋の従姉妹と私、玉野の従姉妹はお付き合いで宇野港近くのホテルでもう1泊しました。

翌朝、宇野港近くにあるこのモニュメントのところに行ってみました。
なんとよく見ると、全部廃材でできています!
目はフライパン、上の口はジャケット、身体はまさに川に流れ着いたゴミのようなもの・・。
これもアートですね。
さて、最終日の行程は倉敷の美観地区を散策。
午前中だけの滞在なので、大原美術館の中は行けませんでした。

情緒溢れる倉敷川。
ゆったりと舟を漕ぎながら何か説明していました。
お店巡りもゆっくりできたら良かったのですが、帰りの新幹線の時間もあるので駆け足で回りました!
また来れるかな〜
ゆっくり、じっくり見たいところではありました。
今度のいとこ会は私の姉がちょっと遠くて断念したので、是非こちらの方に来ていただきたいですね。
でもこんなに案内するところないなあ〜