芸術の秋
Nov
2021
27

気持ちのいい秋晴れが続いています。
今日はちょっと風が冷たいようですが、家の中は陽だまりでぬくぬく。
北側の窓からは秩父の山並みがよく見えます。


先日、友人が急遽行けなくなったお芝居のチケットをいただき、池袋サンシャイン劇場に行ってきました。
加藤健一、カトケンワールドの公演です。


席が2列目!
感染対策で1列目は空けていたので、実質一番前。
こんないい席を労せずしてGETさせていただきありがたかったです。

前もってどんな内容か、チラシなどを読んでみると
「老若男女24役を男4人で演じます。
4人で割って、6役ずつを演じ分け?
いえいえ、ヘンリー役はなんと3人で演じます!」
とのコメント

ちょっと想像のつかない世界でしたが、始まってみるとなるほど、こう来たか・・
最初から最後までほとんど4人が出ずっぱりです。
同じ服装のまま。
違う役になる時は例えばオーガスタ叔母さん(この役は加藤健一)になる時はサッとジャケットの内ポケットからスカーフを出してそれを手に持って振りながら・・・
若い女性を演じる人(天宮良だったかな?)は派手なネックレスを首にかけて・・・
そして主役のヘンリーは全員が順繰りに演じます。
もう、時々ついていけなくなっちゃうけど、テンポよく話が進んでいくのです。

休憩を挟んで2時間半ほどの舞台、あの長いセリフを覚え、しかもコロコロと演じ分け、なんと役者さんてすごい仕事だな〜ということが一番の感想でした!

もちろん、舞台は最高に楽しかったです!



その翌々日、所沢市坂之下にある柳瀬山荘で何やらアートな企画展があるというので、友人を誘ってウォーキングで行ってきました。

柳瀬山荘は電力王と言われる茶人、松永安左エ門の元別荘で江戸時代後期の民家「黄林閣」として国の重要文化財に指定されているそうです。
現在は東京国立博物館に寄贈されていますが、元は(現在の)東久留米市にあったものをここに移築されたそうです。

時々通りかかったことはありましたが、毎週木曜日、外観のみの公開でしたので、今回は初めて中まで足を踏み入れることができました。

日大芸術学部彫刻科の卒業生の作品を各部屋に展示してあります。




それでは彫刻ワールドへ
作者名:大槻孝之
作品名:水の行方
制作年:2021年
素 材:鉄




作者名:鞍掛純一
作品名:ある日の朝
制作年:2021年
材 料:鉄・木



作者名:飯田竜太
作品名:神木竜透
制作年:2021年
材 料:樟(クスノキ)・本


作者名:根本祐杜
作品名:Gardening sculpture(ガーデニングスカルプチャー)
制作年:2021年
素 材:セラミック・植木
作者名:根本祐杜
作品名:電気王の肖像Ⅰ・Ⅱ
制作年:2021年
素 材:紙に絵具・セラミック・合板



作者名:植松美月
作品名:満ちて
制作年:2021年
材 料:水彩紙・インク

これらが全てではありませんが、歴史ある古い建物の中に、このような現代アートの彫刻の展示という視点が面白かったです。


そもそもこの建物には普通は入れず、外観のみの見学でしたので、この機会に中もじっくり拝見できて良かったです。
結構派手な襖絵



細かい細工の組子の欄間





芸術の秋を堪能した2日間でした。