長寿の秘訣
Apr
2018
30

五月晴れのゴールデンウィーク初日のこと。
久しぶりにいらした御年84歳になるお客様、いつものようにリュックをしょってニコニコしながらご来店。

「お久しぶりですね~」

「ちょっと体調を崩してね」

「お風邪ですか?」

「いや、腸の具合が良くなくて…この間血便が出たからびっくりして医者に行ったのよ!そしたら先生がすぐ入院て言うから『やだ!』って言ったの」

「え?『やだ』なんて言えるんですか?」

「そうよ!家で治すからって言って、先生の言う通りの食事をしてしばらく安静にしてて良くなったのよ!」

腸に炎症があったのだそうです。
この方お一人暮らしなので先生も何かあったらと心配してくださったようです。

「私は薬を飲むのがいやだからさ、いつも先生に『薬はいらない!』って言ってるの。だから食べ物には気をつけてるわよ!」

「へえ~、病院で『薬はいりません』って言っていいんですね!」

「そうよ!この間はそこの眼医者で『そろそろ白内障の手術をした方がいい』って言われたからさ、その(腸の病気の時の)先生に『白内障の手術をしろって言われたのよ』って言ったら『あ~見えるんだったらすることない!』って…」

「そうなんですか!私は先生に言われるままにしてしまうからね~。そう言われて『嫌です』なんて絶対に言えません!」

でもこの方はこんな風に普段から信頼できるホームドクターがいらっしゃるということが幸せなことですね。
そしてあけっぴろげに何でも言えること。
これぞ、長寿の秘訣でしょうかね。