閉店を決めて・・・
Jul
2018
12

なかなか更新する気にもなれず、(閉店)公表から10日ほど経ちました。

毎日、毎日初耳の方がいらして
「え~!なんで?」という声がやみません。

そんな中、先日あるお客様にいつものように閉店のお知らせをお伝えしましたら
間髪入れず
「あら、私やりたいのよね!ここ家賃いくら?どこに言えばいいの?」
「あら、残念・・・」という言葉が聞けると思っていた私はちょっと面喰いました・・・。
「すみません、とりあえずこちらは11月末まで営業しますので、そのあとそちらでそういうことは交渉していただけますか?」
「どこに言えばいいの?」
「とりあえず隣の管理事務所だと思いますけど」
「なんていう名前の管理事務所なの?電話番号教えてくれる?」
とっさになんていう名前の管理事務所なんだか頭が混乱してきて
「さあ~?」とか言ってしまって・・・(ペアモール管理事務所でした!)。
さらにその方
「私、リサイクルショップやりたくて場所を探してたのよね。ここ家賃いくら?8?10?」
「え?(な、訳ないっしょ!)」
「でも5万位がいいのよね!こんなに広さはいらないから・・・」
「とにかくこちらが退店してからそういうことは交渉してください!」
「でも早く手を打たないとダメでしょう?引継ぎもあるし・・・」
(え?そちらに引き継ぐ気は毛頭ありませんから!)

あ~もう、このデリカシーのなさには怒りすら覚える・・・。

出品のお客様が上で待機していらっしゃったのでそのままそちらに逃げました。

いつのまにかその方も姿を消されていました。

閉店間際のことでしたので、帰宅してからもこのことが頭を離れず、食欲もなく・・・。

なんでこんなに動揺するのかと言えば、もしかしたらお客様にとっては「305」ではなくてもいわゆる「リサイクルショップ」が必要なのでは(もしかしたらではなく、必要なのですよね)。
現に、上でたくさんの商品の出品を持ち込まれて伝票に書いて待機されていたお客様に「閉店」の旨をお知らせしましたら
「あらそうなんですか・・・残念です。他にこの沿線でこうしてリサイクルを受け付けてくれるところはありませんか?」と切実に聞かれました。
「そうですよね・・・私もあまり他のリサイクルショップって知らないので、他のお客様に伺っておきますね」

というやり取りもあったので、この「305」のあとにどなたかが違う「リサイクルショップ」を立ち上げるということは「あり」なのではないか・・・
むしろ後押しをしてあげなくてはいけないのではないか・・・

そんなことがドンドン湧き出てきて、今ここでやめるという「意思」さえ揺らぐ出来事でした。

それから4,5日経っていますが、その後来店されていませんのでどうなったのかはわかりません。



毎回お知らせの度に
「え~!?嘘でしょ?」と目に涙まで浮かべられてしまうとこちらも言葉に詰まってしまう・・・。
殆どの方が、
「そのあと店長さん、どうするの?」
と聞いてくださる。
まだ具体的には何も考えていませんけど、友人が
「元気じゃなきゃ、旅行も行けないよ!一緒にあちこち行こうね!」
との言葉に元気づけられました。
いつも私は仕事があるからと、なかなか旅行やコンサートのお誘いも受けられませんでした(まったくという訳ではありませんけどね)。
晴れて自由な身になれる・・・

そう、元気なうちに!