超絶技巧!?
Jan
2019
18

このところ絵画鑑賞三昧の私です。
昨日は友人に誘われて東京ステーションギャラリーで開催中の「吉村芳生展」へ。
全然、見たことも、聞いたこともない画家でしたが、かなりインパクトがありました!
なにしろ、延々と17メートルにわたって描かれた金網や、365枚の自画像が・・・⇒

会場に入って最初に目にするのは鉛筆で描いた彼の自画像(365枚のうちの190枚ほど)。写真ではなく、毎日写真を撮ってそれを見ながら鉛筆で丁寧にスケッチブックに描いていく・・・。
その作業は9年にもわたるという。
それだけならまだしもリアルな新聞の紙上にも自画像を。
しかも、この新聞も自分で鉛筆で描いているという・・・超絶というか、壮絶!このチラシの新聞がそれです。
この作業に何の意味があるというのか・・・。
それこそが生きる意味というのか。

すべてを見終えてどっと疲れが出ました。
見てるだけで疲れては申し訳ありませんが・・・。

芸術家とはホンに凄いモノだと実感でした。

そして同時に想ったこと。
以前にもこのブログで紹介した(⇒)30歳という若さで亡くなった私の姪が、渡仏する前にその費用にと、あんなにいくつも個展を開いてたくさん作品を売って旅費を作っていたにもかかわらず、八王子で開いた「回顧展⇒」での作品数の多さに驚いたものでした。
それが、その彼女の作品がそれだけではないということが(私の中で)先日判明。
その作品を埋もれさせてしまうのももったいないという両親の想いもあって、今度父親の工場の上の空き部屋を使って展示室を作ろうと計画中です。
先日、暇になった私も請われて手伝いに行ってきました!
こんな外観のところですが。


工場の上ですからもちろん殺風景なところです。


この日は作品を一枚ずつ並べて写真に撮り、それをあとでファイリングしていくという作業を前回に引き続き(その時は私は手伝っていません)しました。


そしてそれらを仕分けしてクリアBOXなどに納めてこの日の作業を終えました。

途中、長~い(笑)お昼休みを挟んで、姪の知り合いでもある設計士さんの図面と模型を見せてもらいながら展示室をイメージさせてもらえました。

今年中にはお披露目できるのではないでしょうか。

この作業をしながら、いつのまにこんな作品を作っていたのか・・と感心するばかりの一日でした!
完成が楽しみです。

芸術家とは、かくあるものなのでしょうか!?