手のひらを太陽に
Jul
2016
28

梅雨も明けた今日、出かけて帰ったら汗びっしょり!
すぐにお風呂を沸かして入り、洗濯しました。
これからはすぐに乾きますね!

ベランダで洗濯物を干していたら、子供の歌声が・・・

♫ぼくらはみんな生きている 生きているからうたうんだ
ぼくらはみんな生きている 生きているからかなしいんだ
手~のひらを太陽に~ すかしてみれば~
ま~っかに流れる ぼくの血しお~
ミミズだ~って オケラだ~って アメンボだ~って
みんなみんな 生きているんだ ともだちなんだ~♫

なんだか今日はこの歌がやけに心に沁みました。

相模原の知的障害福祉施設で起きた事件はなんとも割り切れない気持ちでした。

そんな中、きょうは9月9日からの手づくり展に出展の依頼をしているある工房に見学に行ってきました。

町田市のクラフト工房 「 La Mano」という、心身に障がいを持つ一般就労が困難な人たちが、生き生きと働ける場として設立されたところです。

25年前に古民家を改造して作られた工房で、たくさんの方たちが本当に生き生きと作業を進めていました!


手前の彼は歌いながらマイペースで絞りの縫い目をチクチク縫っていました!それはそれは楽しそうに・・・。


そうして絞り終わったTシャツです。
これから染織です。


この彼は型染の糊落としをしています。


2Fのアトリエには素晴らしいアーティストが勢ぞろい!

きゃりーぱみゅぱみゅの写真を見てこんなカラフルな女の子が描けちゃう!しかもこれは色鉛筆なのです。


この彼は魚が大好きで、魚の図鑑を見て、布に下書きもせずにサッと刺繍しちゃうそうです。


この動物の絵、イラストレーター安西水丸もびっくり!なPOPな絵でしょう?
きょうはキリンの顔の写真を横に置いて描いていました!
どんなキリンになるのかとても楽しみです。
この原画を縮小してカードになっていますので、手づくり展にお目見えします!!


隣の建物は「織り」の所。



手紡ぎをして糸車にかけて細い糸にする・・・
いろいろな工程を経て、織り機に掛けて布になる。



こんな細いストラップ。
柄が複雑!

こんな風に織り機にメモを貼って・・・。
見てもさっぱりわからん!


こんな風にみんなが生き生きと作業をしてできた作品が305の手づくり展に出展されます!
型染の手ぬぐい・絞り染めの五本指ソックス・刺繍のトートバッグ・草木染の糸で織ったラグ・カードetc.

どうぞお楽しみに!!


で、きょうのこの工房で黙々と作業をしている彼たちに出会い、帰ってきてから聞いたこの何気ない「うた」がとても心に沁みたのです。

みんな生きているのです。
決して不幸ではありません。
生きているから笑うんです。

二度とあのような事件は起こりませんように・・・。