心のアート展
Jun
2019
27

2年前にも行って、このブログでも紹介(⇒◆)させていただきましたが、その「第7回心のアート展」に今年も行ってきました!

今年も力作揃い!

そして、前回もご紹介した志木市在住の江中裕子さんに今年も安彦先生に紹介していただいてお会いしました。

これは「私の心臓は毛が生え、神経は鋼鉄より太く硬く」という題のコラージュで、自画像なのだそうです。
様々な雑誌や写真集などを手で契って貼っていくという手法の作品です。
もう一枚は
「短き一生の光」という樋口一葉のコラージュ

横に彼女の言葉がありました。
「・・・前略 『樋口一葉』は、5,000円札で有名ですが、実際の写真を観るとだいぶ違いました。少し面長で、現代美人のようでした。バックの字ですが、『樋口一葉』の本に載っていた一葉の自筆の字を描きました。コピーを貼れば簡単なのですが、私は黒い紙を細く千切り、爪で型取りながらできるだけ忠実に再現して貼りました。・・・後略」

この言葉のように一葉の自筆の字を何と書いてあるかは読めないけれど、この字もきちんと一文字一文字ちぎって貼らないとだめだと思い爪を使って忠実に再現したそうです。彼女の作品はモノクロのポートレートを見ながら自分で色を表現していくのです。
樋口一葉の顔の肌色の濃淡は、仲間の方から女性の水着姿の写真が写っている雑誌をいただいて、そのお腹の部分とか、腿の部分を使っているそうです!

今は毎日ハガキ大の大きさの紙に、抽象的な千切り絵を4枚ずつ程制作しているそうです!
「だからどんな紙も捨てられないんです!」と・・・。

どんなハギレも捨てられないと布絵をやっている姉を思い出しました(笑)!

この展覧会は6月30日(日)までの開催です。
心躍る展覧会です。
是非行ってみてください!!




会場を出たところのフロアの天井画がまた素晴らしかったです!